本文へスキップ

ヒーロートレーディングはドライウォール工法を専門とするビルダーです。

Drywallの家 ヒーロートレーディング

ダクトレス換気システムの家 建築日記 (建て方編)

主な建物仕様

ドイツ製ダクトレス第一種換気システムの家 建築日記

全室ドライウォール・発泡断熱材・ニチハFUGEサイディング
アンダーセン木製サッシ・電動開閉式ベルックス天窓・レクサンド木製玄関ドア・木製室内ドア・無垢材フローリング・無垢材の階段・無垢材の手すりなど・・・・全て茶系のオイル塗装を行います!!



大工さん登場・建て方スタート!!

本日から大工さん登場!!いつも大工さんです。弊社は大量生産はできないので、いつも同じ大工さんです。やはり品質を一定するには気心の知れた大工さんが一番です。弊社の仕様もしっかりと把握してくれています。
基礎の上に乗った土台、写真ですと宙に浮いてるのが大引きです。大引きは本線1本を通す方法の会社が多いですが、弊社では格子状にしています。本線と交差する大引きは金具で固定されています。大工さんは様々な会社の建物に携わりますが、この方法のツーバイは少ないようです。やりすぎとの声もありますが格子にした方が当然強度はあがるので、変えません!!
この工法は根太レス工法と言われ、アメリカのツーバイでは存在していません。アメリカでは、土台の上に206で根太組するのです。この方法ですと、140oほど家の高さが高くなるので、日本では斜線の関係もあり不向きですね。そしてこの根太レスの方が耐震的に有利だと思いこの工法にしています。大引きが交差している下は全て鋼製束が立てられています。ここまでやれば象を室内で飼っても大丈夫!!
つい先日まで、湘南方面で新築をしていました。直ぐお隣は湘南1(一番高い)と言われる注文建築屋さん(ツーバイ専門)でした。なんと大引きは本線のみ!! 坪単価100万以上ともいわれる会社です。しかし外観は凄く高い木製サイディングでカッコイイ。見せ方が上手いと思います。お客さんに分からない場所にはお金を掛けない、見える場所は豪華にと言わんばかり。ブランド品は決して良い物ではありませんよ。
























防蟻・床下断熱材(カネライトスーパーE3!!60o)

今日は、土台、大引き、基礎の立ち上がり、耐圧盤の防蟻処理です。防蟻材は安い物ですと人体に影響を及ぼす物もありますが弊社の防蟻材は除虫菊の成分を使った天然物です。高いです!!会社は二流??でも製品は一流です!!
床下断熱材はカネライトスーパーE3。ホームセンターで打っている青いのとは気密性が全く違います。これまた、えっと言うほどの金額です。ぼろを着てても心は錦かな・・・・・・・良い家造ろっと。
























断熱材

断熱材は、格子の寸法に合わせてカットされて現場に納品されます。どうしても隙間が発生する場所があるのでその隙間は発砲断熱材を吹いて隙間を埋めます。1センチぐらいの隙間は断熱材の上から気密テープをします。完璧です!!

















1階床合板24o・防水気密テープ

断熱材を隙間なく入れたら、次は床合板です。厚さ24ミリは自慢する事ではありません(普通)。最後の写真の白いテープは防水気密テープです。床合板の継ぎ目に貼ります。あれほど隙間なく床下断熱材を入れましたが、相手は所詮木材です、顕微鏡で見れば表面は凸凹なはず。床合板の継ぎ目から空気が入るのでは??と思い施工しています。殆どの会社はこの気密テープの施工はしていないと思います。だって構造的に見て、空気が入るとしても極々微量のはずです。でも、そのかもしれないと思われる場所にこんな細かい作業する事で気密は上がると信じて施工しています。ちなみにこれは私の仕事です。まだまだ、私の誰も見てくれない細かーい仕事は続きます。





















1階の壁完了!!

今日、日本中で一番多く使われた言葉 "暑い" ではないでしょうか??大工さん4人もバテバテです。水分摂取が多くなり昼食もすすまない感じてした。
1階の壁は完了しました。かなりのハイペースです。他人同士の大工さんが4人ですと思ったよりはかどりません。しかし、気心の知れた身内4人ですので親方の指示でテキパキと進んで行きます。(親方時々、日陰で休んでました)
家は人間が造る物で、一人でも雰囲気を壊す者がいると現場って進まないのです。これから、現場内には電気屋さん、水道屋さんが同時期に入ります。人間関係が悪いと、人の事はお構いなし自分の仕事だけ行う。そうすると、なんだあいつ!! みたいな感じになり、お互いに声をかけて質問する事もなくなり現場の雰囲気がギスギスしてくるのです。
弊社の場合はいつも同じ職人さんで且つ皆さん仲良しなんですよ。3時休みなんかは、大工の親方を中心に釣りの話をしたり、若い衆同士は雑談したりで、私にとっても皆が集まる一番楽しい時期でもあります。
メーカーを含め会社が大きくなると、まず監督さんは現場来ないです。電話でのやりとりが主になります。職人さんでもあのメーカーの監督に会った事が無いよと言う人多いです。さすがに大工さんはそのような事は無いですが、これが日本の建築会社の現実です。現場に来ないくせして、その職人さんの仕事が終わった後に現場に来て電話で文句を言う。職人さんからすると ふざけるな です。お金と仕事量で職人さんを支配する(文句を言わせないようにする)のです。使っている職人さんにとって自社(メーカー)の仕事量が80%ぐらいになった時、単価を下げられる。支払いのサイトを長くされるなんて悪質メーカーも有るのです。職人さんも人間です。力で支配されればそんな会社の仕事、笑顔で出来ませんよね。某メーカーでは主催するショーのチケットを強制的に職人さんに買わせるようです。こわっ。

































2階の床搬入

1階の壁は完了し本日は、2階の床が搬入されました。ツーバイ材の流通は特殊で、よく町で見かける材木屋さんでは扱いが無いのです。無いと言ったら語弊がありますね。不得意と言った方が良いかな??我々ツーバイ専門のビルダーは輸入商社と直接取引をしています。町の材木屋さんもツーバイ材となると我々ビルダーと同じルートから買っています。商社直接仕入れなら安くなるのでは??確かに町場の材木屋さん経由で買うより安いと思いますが、実はツーバイ材は在来工法の材木より高いのです!!30坪ぐらいの家で比較すると数十万円の差がでます。たまに在来にしようかなと思う時があります。
弊社のツーバイ材は千葉(浦安方面)から届けられます。木場から浦安付近は材木関係の商社が多いです。毎日ディズニーランドの花火が見えるようですが、ご近所さんは花火など見ない!!と申しております。もったいない! 弊社のツーバイ材はディズニーランド経由で運ばれて来ま-す!!その前にカナダ経由でした。ツーバイ材はカナダ産です。アメリカ産は無いんですよ。























外壁合板4×8厚さ12o・スタッド、床根太ピッチ407o

外壁合板のサイズは4×8の厚さ12mm。何が違うの?一流と言われるメーカーさんもサイズは3×8厚さ9o。だからなに??と言われてしまうと困りますが、合板サイズが大きいという事は継ぎ目が少ない=耐震強度は高くなるという事なのです。スタッドや床根太ピッチは407o。日本の家は455oピッチです。家全体ですと日本のツーバイより約13%程壁内部のスタッドが多くなります。スタッドとは壁内に配置される小さな柱見たい物です。壁内の柱が多ければ当然ですが耐震強度は上がります。これが本物のツーバイフォーです。日本の455oピッチのツーバイを偽物とは言いませんが、耐震強度は本来のツーバイフォーには劣ります。
ツーバイフォーは北米が発症ですが、日本のこの工法が伝わった時に、設計者と大工さんが対応できず、日本古来の尺モジュールである455oピッチに勝手に変更されたのです。弊社は正しくフィートモジュールのツーバイフォーを施工していますが、フィートで設計できる設計士さんそしてフィートの施工が出来る大工さんとても少ないです。正しく配置できずどこかで寸法がくるって来るのです。
また、正しいドライウォールの施工にはこのフィートモジュールでなくてはなりません。北米のビルダーが日本のツーバイ(スタッドピッチ)を見ると不思議な顔しています。なんちゃってツーバイと思っているのでしょう。
このフィートモジュールとドライウォールが構造計算で評価されない日本はおかしい!!と言いたいです。



























6×10の梁とJグレード

1番目の写真は6×10の梁。ユニッドバス部分に使われました。この家は構造計算により耐震等級3を取得しています。大工さんでもこの6×10なかなかお目に掛かれません。
最後の写真はJグレード。なにそれ??ツーバイ材はカナダ産ですが、その中でも日本への輸出専用のツーバイ材に刻印されます。水分の含有量や反り具合などの検品を受け且つ、真っ白に磨かれた材料なのです。北米では流通していません。と言う事は北米のツーバイ材は反りや水分含有量などチェックされていないと言う事になります。そうなんです、北米の新築現場では反っているツーバイ材を平気で使っています。色もこんなに白くなくグレーです。日本人はjグレードの高い材料を買っているなどと皮肉を言います。でもこれはさすが日本人ですね。新築後の木材の狂いがほぼ無いのです。北米の新築は築後3か月ぐらいから木材のくるい、暴れによりドライウォールのひび割れが発生するようです。しかし、彼らはそれが当たり前。新築後3か月したらドライウォールは補修する物と思っているのです。考え方が大分違うようです。そんなワイルドな考えの北米の方達も、築後のメンテナンスはしっかりと行います。北米の家は古くてもキレイにメンテナンスをしていると高く売れるのです。はやく日本もそうなれば良いなと思います。弊社の家は北米と全く同じなのでそのベースがあるのです!!壁はドライウォールで手軽に再塗装。無垢材は経年と共に味わいを増す。これです!!日本の家にはこれが欠けているのです!!!




























2階の床にも防水気密テープ・撥水材塗布・2階の壁造り・4×8の外壁合板厚さ12ミリ

2階の床にも防水気密テープを貼ります。これは、無意味と業界関係者からも言われます。1階は床下から室内に空気が入る可能性があるのでテーピングは有効ですが、2階の床下から室内に空気が入る事は考えられないとの解釈からです。弊社の場合1階でもプレカットされた床下断熱材を入れ且つ多少の隙間も吹き付け断熱材で補修しているので空気の流入はほぼ無いと思います。しかし、所詮相手は木材なんです。顕微鏡で見れば凸凹なんです。との考えで2階の床にも防水気密テープを貼っています。また、2階に貼る理由として雨対策もあります。当然ですが、2階の床にも撥水材を塗っています。このテープ1本480円ぐらいするんです。でも少しでも気密が高くなれば安いもんじゃ。と思い購入してます。でも高いよなー。
壁は床に寝かせて造られ、外壁合板が貼られます。最後の写真が4×8(W1220 H2440)の合板です。フィートモジュールの家でないとこの大きな合板は使えません。日本の家の合板は3×8(910×2440)どう考えても合板の継ぎ目が多くなり耐振性は劣ります。
















壁立て

外壁合板を貼り、窓の部分をくり貫くと壁を一気に立てます。大工さん3人でもこの長さになりますと凄く思いです。えっ親方ですか??1階で材料をカットしてます。ちょうど2階に来て、"なんだよ3人で上げてるの、俺が若い時にはこれぐらい1人で上げてたよ""と申しておりました。どう考えて無理でしょ。
私は私で、1枚目の写真の一番荷重のかかっている時ですが "ちょっと止めて写真撮るから" 実はこの写真撮影時に瞬間止めています。後から大工さん3人に "無理言わないでよ" とブーイング。笑いの絶えないとても楽しい現場です。




























コーキング・大工さんは2階の壁

いつも大工さんの写真なので、本日は私の地味ーな仕事をご紹介いたします。1番目の写真は垂直の壁と床との接線です。外壁(そとかべ)の室内側は全てコーキングを行います。これも気密を高める為の地味な作業です。木と木とが接しているので目には見えにくい隙間があります。隙間があれば気密が悪くなります。実はこの接線の室外側は防水テープが貼られていて空気は入り難くなっていますが、室内側にコーキングを行えばより高い気密が得られると思い施工しています。この施工もやらない会社が多いですね。
2番目と3番目の写真はバルコニー部分です。跳ね出しバルコニーの床根太は強度を保つ為、室内側から壁を貫通して外に出ています。当然気密が一番悪くなる場所でもあります。室内側のこの場所には吹き付け断熱を行うのですが、コーキングをしておけばより高い気密が得られます。室内側と室外側にコーキングを行います。完璧です!!自分で言うのも変ですが、真面目な施工しています。でもこれが普通なんだけどなー。みんなやらないのですよ。
弊社の現場では、建築ゴミは3日と場内に置く事はありません。夜間の放火防止もありますが、ご近所迷惑ですよね。現場は建物内、敷地内ともにキレイにしています。


























職人さんは凄い!!

本日は、ラストとなります屋根の材料が搬入され、その後足場工事を行いました。1番目の写真をご覧ください。足場屋さんがいる位置は地上から約7メートル付近です。この状態ですと足場は揺れています。大工さんは2階でタルキと天井根太の隅出し作業です。最後の写真ですが、大工さんが立っているのは厚さ89oの壁の上です。これは私の話ですが、人間の心理とは面白い物で、最後の写真に青いシートがありますが、このシートがあると足場板を安心して歩く事が出来ます。しかし、シートを外すと急に怖くなるのです。職人さんはスゴイです。




















小屋

本日は、小屋組みです。2×6(89×140)垂木が407oピッチに並んでいます。この家の全てのスタッド、床根太、タルキは407oピッチで配置されています!!これが本物の2×4工法なのです!!
最後の写真は、お客様のご厚意により弊社のシートを付させて頂きました。照れくさい感じがして今までシートは無く、今回が2回目となります。このシートを見て Drywall を理解する方はいないと思いますが、なんだろう??と思って頂けるだけでも嬉しいです!!シートのロゴは大工さんの奥さんがデザインしてくれました。




















小屋組みほぼ完了

小屋組みはほぼ完了です。明日は、あおり止め金物、そして野地合板の予定です。1番目の写真は、ベルックスのトップライトを付ける場所です。電動です!!


















野地合板完了

雨もなく、順調に野地合板まで完了いたしました。しかし、いよいよ週末から雨続きのようです。FRP防水や、屋根のルーフイングの予定も前倒しにしましたが、7日の午前まで降りませんように。

















FRP防水・小屋束の金物(親方手造り)・帯金物多数

いよいよ、梅雨到来です。現場でも冬支度ならぬ雨支度で、予定を前倒しにしたFRP防水を本日行いました。急な変更に対応頂いた職人さんに感謝です。2番目の写真は小屋束、屋根のタルキを支える柱です。下の金物は親方の手作りです。この金物は販売していないのです。よって特に指示もないのですが、親方が既製品の金物を改造して取り付けています。束には当然釘打ちをしていますがこの金物でより高い強度となる事は間違いありません。最後の写真は帯金物。建物の角、1階と2階の境目に使います。耐震等級の構造計算により、ついもより太い金物となっています。
















タイベックシルバー!!・コーキング・あおり止め金物

1番目の写真。タイベックシルバー!!これは、少し自慢できるかな。外壁に貼る透湿防水シートです。よく見る白いシートと比べ、遮熱性も有るのです。価格はちょうど2倍となります。一流メーカーさんでもあまり使っていない製品です。一流メーカーが使わないという事は効果がないのでは??いえいえ、お引渡しをしたお客様に、暑い 寒い は言われた事は無いのです。きっとこの高額品の効果もあると信じて使っています。誰にも分らないけど、見て見てって感じですね。
2階の床とスタッドの境にもコーキングをします。これは、気密を高める為に行います。誰にも分らないタイベックシルバー、地道なコーキング、こんな細かい積み重ねで良い家になるのだと思います。
最後の写真は、あおり止め金物。軒の垂木と外壁をつなぐ金物です。これを施工する場所は100か所近いと思います。1つの金物にクギ8本×100カ所??気が遠くなりそうです。在来に比べると金物が多いのもツーバイの特徴かと思います。




























ルーフィング・外壁シート・ホールダウン金物

ルーフィング、外壁のタイベックシルバーを終えて、梅雨入り前に雨対策完了です。一安心です。最後の写真は耐震等級3の構造計算により取り付けられたホールダウン金物です。


















以上で 建て方偏 を終了いたします。次は 造作編 をご覧ください。

お客様との出会い・打合せ〜契約まで・解体工事・基礎工事の写真が見れます。
打合せ・基礎編

内部造作の写真がご覧になれます。是非ドライウォールの施工写真をご覧ください。
造作編

完成編

リターン






































ナビゲーション