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ヒーロートレーディングはドライウォール工法を専門とするビルダーです。

Drywallの家 ヒーロートレーディング

3階建ての家  建築日記 フレーミング編(建て方)


全室ドライウォール・2×4フィートモジュール工法・木製室内ドア・無垢材フローリング・無垢材モールディング・無垢材の階段など・・・・・

本物のツーバイフォー フィートモジュール2×4工法をご覧ください。

土台回し

本日より大工さんの作業となります。弊社の大工さんはいつも同じです。いつも同じ大工さんなら、品質のばらつきが無くなります。弊社の大工さんは4人組。親方(ジーチャンと呼ぶと怒られますが・・・・)・息子・孫・孫娘の旦那。親子4代大工さんです。親方とは20年弱のお付き合いさせて頂いており、私のツーバイの師匠でもあります。日本のツーバイメーカーの仕事は殆どしてきた、ツーバイの生き字引みたいな人です。ツーバイの大工は昔、プレハブ大工なんて言われて馬鹿にされていた歴史があるようです。そんな時からツーバイ一筋うん十年。スゴイです。親方と知り合った時、俺は大工ではない、カーペンターと呼べと申しておりました。北米の大工さんもGパンですが、親方も昔からGパンを作業着としています。なぜか息子と孫たちは普通の作業着です。全員Gパンならカッコイイのにな・・・・フトシサン!!(息子)このページ見てる??
この土台は、防蟻材が加圧注入されています。明日は、この土台にさらに防蟻材を塗布します。これはシロアリの保証のために行います。弊社の防蟻材、天然成分の防蟻材なので高いです!!普通の安い防蟻材でもお客様は絶対に分からないと思いますが、こだわってます!!

























プレカット床下断熱材・天然成分の防蟻材

根太レス工法。このように土台を格子状に組み、床下に鋼製束を立てるのを根太レスと言います。主に在来工法に用いられる工法です。北米ですと、この工法ではなく基礎の上に乗せた土台の上から、2×6の床根太を流します。どちらが頑丈かと言われると甲乙つけがたいと思います。北米方式の1階床根太工法の最大の欠点は、土台の上に2×6の床根太を乗せるので、140o程建物が、高くなってしまう事です。東京近郊の限られた土地での建物配置は、斜線ギリギリに建物を配置します。よって建物が140o高くなるのはとても不利になります。北米または地方の広い敷地での建築でれば良いのですが、やはり東京近郊では不向きです。よって弊社でも、この根太レス工法で建築しています。
防蟻材は、除虫菊の成分を使った天然物を使用しています。土台と基礎内部立ち上がりに防蟻材を塗布しました。

















断熱材の隙間補修・防水気密テープ・明日は雨?

断熱材は、プレカットされて現場に搬入されます。当然ですがカット代が別途かかります。プレカットの利点は、現場で断熱材をカットしないので近所迷惑にならない(断熱材をカットすると凄いホコリが舞い立ちます)。ほぼキレイに根太間に納まります=気密性が良くなる。しかし、1番目の写真をご覧ください。プレカットされた断熱材でも僅かな隙間が発生する場所があります。弊社では、発泡断熱材のスプレーでその隙間を埋めています。正直、ここまで行う会社は少ないと思います。この上には2番目の写真のように24oの合板が敷かれ且つ、そのつなぎ目は白いテープ(防水気密テープ)を貼ります。床下からの空気の流入はこのテープほぼ無くなるはずです。でも弊社では、断熱材の僅かな隙間でもより高い気密性を求めて埋めてます。自己満足ですが、ここまでやれば、100点!!と思っています。これ以上の施工があるなら教えて!!
最後の写真は、巨大ブルーシート。これ1枚物です。お花見でしたら何人座れる??どうやら明日は雨なので床全てを被い本日の作業終了






























本物のツーバイフォー フィートモジュールの壁・撥水コート

北米と同じモジュール本物のツーバイフォー、フィートモジュールの壁です。日本のツーバイフォーとなにが違うの??中央の写真をご覧ください。壁内の柱(スタッド)の間隔が違います。日本のツーバイは455o間隔ですが、フィートモジュールの壁は406o間隔となります。ツーバイフォーは壁で建物を支えています。その内にある柱の間隔が狭いほど強度が高いのは言うまでもありません。しかし、日本の構造計算では、このフィートモジュールは計算結果に反映されないのです。悲しい現実です。日本のツーバイと一緒にして欲しくないのですが・・・・・家全体で材木の量は13%ほどフィートモジュールの方が多くなります。当然ですが価格も13%上がります。
各フロアーの床には、撥水コートをかけます。ツーバイの弱点は屋根が被るまで時間が掛かる事です。その間の雨対策として行います
















4×8外壁合板・外壁合板厚み12mm・9m弱の壁

1番目の写真は4×8(1220×2440)外壁合板です。日本のツーバイは3×8(910×2440)を使います。つなぎ目が少ないほど建物の強度は増します。中央の写真は、外壁合板の厚みです、12mmを標準としています。有名住宅メーカーでも9o合板です。9o合板って蹴飛ばすと割れるんですよ・・・・厚い方が建物は強くなりますよね・・・。悲しいかな、この4×8外壁合板、厚み12mm。いずれも構造計算には反映されません。フィートに対応している構造計算のソフトが日本では販売されていないようです。当然かもしれません。日本でフィートモジュールで建てている会社、フィートで設計して建てられる会社、とても少ないと思います。同じツーバイフォーの大工さんでもフィートの図面を見ると"なんだこりゃ"となります。よって日本のツーバイは尺モジュールの455oピッチに変わってしまった歴史があります。
最後の写真。壁は床に倒して作られます。上が外となります。これに外壁合板を張って一気に起ち上げます。この壁、9m弱。とんでもない重さです。






























1階の壁 完了

1階の壁が完了して、2階の床材が搬入されました。このスタッドの細かさが、フィートモジュールです。この時期になりますと、大工さんのカットした端材が発生します。当然ゴミとして捨てるのですが、弊社では私が行く毎に持ち帰るようにしています。少量で産業廃棄物屋さんに持ち込むと、最低料金があるので高くなります。よって大手住宅メーカーさんでもある程度現場に貯めて、一定量になった時に処分しています。その間、ゴミは外に置きっぱなしとなります。ゴミが積み上げられた汚い現場よく見かけます。ご近所さんにも迷惑だし、放火の危険性もあるので、ゴミはこまめに持ち帰るようにしています。




















2階の床完了。床根太も406oピッチ。2階の壁材搬入

2階の床根太ピッチも406oになります。この家の全て(スタッド、床根太、屋根タルキ)406oピッチに配置されています。これで日本のツーバイよりも約13%材料が多くなのです。耐震性も上がりますね。2階の床にも防水気密テープを施工して、撥水コートを塗ります。先日同業者の方から、1階の床に防水気密テープは床下からの空気流入を防ぐので意味は分かるけど、2階は意味が無いんじゃないと言われました。空気の流入としては意味は無いと思いますが、防水目的で施工しています。もしかしたら2階でバケツひっくり返すかも・・・??主目的は、工事中の防水対策です。





















2階の壁完了

2階の壁が完了しました。通常、材木は5回に分けて搬入しますが今回は7回に分けました。現時点での作業においてコロナの影響は受けることなく作業は進んで出います。大工さんもマスク着用で作業をしています。

















3階の壁完了・シート張り・6×10の床根太

本日は、朝から3階の壁材が搬入されました。4人がかりで3階まで材料を揚げました。若い衆2人とおじさん2人。おじさん2人は持久力に掛ける事が如実に現れます。3階の床にも気密防水テープと撥水コートを施工。黒いテープも防水気密テープです。1つ500円以上なので、在庫品の黒も使いました。その後シート張り。いつもは足場屋さんが来てくれるのですが、今回は私が。3階建て怖い!!
最後の写真は、3階の床根太(2階の天井)真ん中の極太は、なんと6×10です。(140o×235o)この長さの6×10なかなかお目に掛かれないです。これは、構造計算の結果で使用する事となりました。





















3階の壁

3階の壁が始まりました。3階になりますと、景色も良いですが足場を歩くと少し緊張しますね。2階ですと何とも思わないのですが。しかし、足場の事故は1階や2階が多いんです。やはり職人さんでも緊張感が違うのでしょう。

















3階の壁完了

3階の壁も完了し、本日は材木のラスト便、屋根が搬入されました。全ての材料は、手で3階まで上げています。
















小屋組み

屋根に使は2×6(140o)で、406oピッチで配置されます。在来工法ですと、もっと細い材料が使われます。

















屋根完了

屋根(野地合板)が張られ、これでフレーミングは完了です。しかしこれから金物を付けます。もう少しフレーミング作業は続きます。
















補強金物・床下掃除

大工さんは補強黄な物取付。私は床下の掃除。明日から電気屋さんと水道屋さんが、現場に入ります。水道屋さんは床下に入り配管作業を行うので、掃除をします。最後の写真が床下です。僅かな光は床下通気口です。隙間なく床下断熱材が入ってます。完璧です!!
















電気屋さん・水道屋さん・大工さん

本日は、現場の職人さんが一番多くなる日です。計7名が入りました。事前に図面での打合せはしていますが、やはり現場での質問も有ります。よって私も質疑応答で忙しい日でもあります。
3時休みはコロナ対策で、皆さん距離を保っています。弊社の職人さん皆仲良しなんですよ。これ大事なんです。仲が悪いと、互いに声をかける事もなく自分の仕事だけ、他人は気にせずになるので現場の雰囲気は悪くなります。やはり職人さんには気持ちよく仕事をして頂きたいので現場の雰囲気大切にしています。床下に潜る職人さんがいれば事前の掃除などは欠かせません。どんなに高い建物でも、職人さんの気分を害してしまえば、良い物は出来ません。会社が大きくなると職人さんをお金と規則で縛り付け、建築会社と職人さんの関係は希薄になります。それで良い家ができるのでしょうか?
























ルーフイング・タイベックシルバー・ウエザータイト

本日は、屋根のルーフィング(防水シート)。外壁の透湿防水シート(タイベックシルバー)。ダクトのウエザータイトの作業を行いました。今後は、ルーフィングの上に屋根材の施工。外壁の透湿防水シートの上にはサイディングを施工して100%の防水効果が得られますが、一応この時点で100%では有りませんが雨は室内に入りません。外壁に施工した、タイベックシルバーは一般的に使われている白色の製品と比べ遮熱効果が有ります。価格は倍となります。はてして倍の遮熱性能があるのかは???です。
最後の写真は、ウエザータイト。換気扇などのダクトに被せる防水カバーです。下の1番目の写真のようにダクトの周りはコーキングをしています。その上から更にこのウエザータイトを被せて2重の防水をしています。この上にはサイディングが張られるのでこの外壁に水が伝わる可能性は少ないですが、一応これ以上の施工は無いでしょうと思い、やってます。

















コーキング

水道屋さんが、床に開けた排水管などもコーキング。これは、気密の為に行います。1階の床は勿論ですが、2階にも施工します。2階はあまり意味が無いと思うのですが、やってます。























玄関ドア・バルコニー防水・通気スペーサー

建て方工事も完了し、屋根材が開始され玄関ドアも取り付けました。本日はバルコニーのFRP防水。最後の写真は、屋根の通気スペーサーです。吹き付け断熱場合屋根垂木に吹き付けを行います。しかし、野地合板に直接吹き付けると通気層が取れなくなるので、スペーサーを施工して通気層を確保します。このスペーサーですが日本の家ように455ピッチを想定して造られています。弊社の建物は406ピッチとなるので、全てカットして使います。何百枚もカットして折り目を付けるのは結構大変なのです。




















以上で建て方偏を終了します。次の内部造作編をご覧ください。

  内部造作編 ドライウォールなどの内部造作。

    基礎編  基礎工事の写真が見れます。

  完成編 完成写真をご覧ください。

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