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ヒーロートレーディングはドライウォール工法を専門とするビルダーです。
Drywallの家
ヒーロートレーディング
葉山 ハーレー用インナーガレージの家 建築日記 (建て方・フレーミング編)
主な建物仕様
ドライウォール・フィートモジュール2×4工法・木製サッシ・木製玄関ドア・木製室内ドア・無垢材フローリング・無垢材モールディング・無垢材の階段・ラップサイディングなど・・・・・
大工さん登場!!
本日から大工さんによるフレーミング作業となりました。私も一緒に現場作業をしていたため、写真撮影を忘れてしまい、夕方になってしまいました。薄暗い写真でスミマセン!!
朝一に土台などの材料が運ばれ、まずは基礎の隅出し、そしてプレカットされた土台を所定の場所に置いて作業終了。私は最後の写真、玄関土間などにつぎ足したコンクリートと基礎の間にできた僅かな隙間にコーキング。有り得ないと思うかもしれませんが、この僅かな隙間から水が入る可能性があるのです。2度目につぎ足したコンクリートが硬化収縮すると表面だけでなく、下まで隙間が達している可能性があります。可能性がある事は潰しておきます。
防蟻・床下断熱材・1階の床
土台大引きが終わり、本日は防蟻処理を行いました。防蟻材は除虫菊の成分を使った天然物です。(普通の物より高いです)防蟻処理が終わると大工さんにより、床下断熱材が施工されます。この断熱材は東北地方においても最高ランクである省エネ等級4を取得できる物です。(自慢ですが普通の物よりだいぶ高いです)。その後は、1階の床合板24ミリ厚を貼って本日は終了です。
細かい作業
断熱材はプレカットされて現場搬入されますが、ピッタリと合わない部分は現場で少しカットしています。当然カットした場合には僅かな隙間が発生するので、その部分は発砲断熱材を吹きつけています。2番目の写真は土台部分のアンカーボルトの穴を白い防水テープで上から貼り付けています。何の目的??。この上には24ミリの床合板が貼られますが、もしかしたら木と木の間のごくごく僅かな隙間から雨が入ってこの穴に溜まってしまうのを防ぐためです。可能性としたら0%かもしれませんが、経費としては私が行う事なのでテープ台ぐらいだし、それで安心が買えるならと思って行っています。
1階の壁(縦枠)・防水気密テープ・撥水コート・スタッド間隔407o・外壁合板12ミリ
本日より1階の外壁が始まりました。ツーバイフォーは外壁を建てて、内壁の順序となります。1番目の写真の床に黒いテープが貼られています。これは、防水気密テープで、床合板の継ぎ目全てに貼ります。目的は床下から空気が室内に入らないようにする為です。この下にはプレカットされた床下断熱材が入っていますが、やはりごく僅かな隙間があります。その隙間から空気が入らないようにする為です。もう一つの目的は、ツーバイフォーは屋根が架かるのが遅いので、屋根が出来るまでの雨除け対策でもあります。この1階の床には撥水塗料が塗布されていて床に雨が溜まっても大丈夫ですが、はやり合板の継ぎ目から雨は床下に進入してしまうのです。
2番目の写真。壁に配置されているスタッドと呼ばれる柱です。この間隔が日本とツーバイフォーと違うのです!!日本のツーバイのスタッド間隔は455oと広くなっています。455oで配置すると材木は全体で13パーセントぐらい少なくなります。当然ですが壁全体の強度も下がります。日本のツーバイを偽物とは言いませんが、北米のツーバイは全て407または406ピッチとなっています。このモジュールをフィートモジュールまたは、インチモジュールと呼びますが、このモジュールで設計できる人、このモジュールで建築できる大工さんは日本ではとても少ないです。普通の大工さんに、この家の図面を見せたら??????となります。施工したとしてもこの407oの配置に慣れていないので、どこかで狂いが生じてしまいます。日本のツーバイフォーの歴史において元来は407ピッチの物を日本人が455の尺モジュールにしてしまった悲しい経緯があります。
3番目の写真。これは外壁合板、厚さは12ミリです。日本の一般的なツーバイですと9ミリです。大手メーカーさんでも9o。北米では12ミリが一般的です。ツーバイは壁が命。厚い方が強度は上がります。
Jグレードの材木・現場組・コーキング
1番目の写真。カナダのTOLK社の材木です。ツーバイ材はカナダからの輸入品です。J グレードとは日本向けに輸出される材木です。この材木の特徴は真っ白に磨かれている、水分含有量、反りなどの検査に合格した物が日本の材木商社に流通されます。
北米の家では、こんなにキレイなツーバイ材は使いません。彼らは、多少反った材料でも平気で使ってしまいます。完成後に多少狂いが出ても当たり前の感覚なのです。ワイルドなんです。しかし、北米から職人さんに言わせると Jグレード は最高と言います。
ツーバイ材の流通
日本の在来工法で建築する場合、材木は街でよく見かける材木屋さんからの購入とりますが、ツーバイ材は特殊なルートとなり、弊社の場合は輸入商社より直接買い付けています。ツーバイ材の輸入商社は関東地区でも数社しかないと思います。
3番目の写真。材木の隙間をコーキングします。僅かな隙間でも空気が入るので、防水対策の目的もあり、出来る場所はコーキングしています。こんな小さな努力が気密を高めていると信じています!!私の仕事は大工さんでは手が回らない細かい細かい地味ーな仕事です
1階の外壁ほぼ完了
1階の外(そと)壁はほぼ完了です。弊社は現場組みと言って、プレカットされて搬入されたツーバイ材を現場で組み立てる方法です。大工さんは構造図を見ながら壁のスタッド(柱)を床に並べ、べニアを貼り1つの壁ごとに起ち上げるのです。
3番目の写真は壁を作っている途中の写真です。これに4×8 厚さ12ミリの外(がい)壁合板を打ち付けて、いっきに壁を起ち上げます。この壁の長さは約6.5m、重さは定かではありませんが150キロぐらい??もう少しあるかも??。大工さん1人ですと専用のジャッキを使い起ち上げますが、ちょうどお客様が現場見学に来ていたので3人でこの壁を起ち上げました。大人3人でやっとでした。
1階の壁完了・垂直方向の微調整・2階床材搬入
1階の壁は完了しました。本日は2階の床が搬入されて、1階の壁の垂直方向の微調整を行いました。3番目の写真でも確認できますが、プレカット材はその寸法が小口に記載されています。
2階の床
昨日より2階の床根太が始まりました。当然ですが、2階の床根太のピッチも407oに配置されます。この家全部407oピッチなのです。日本のツーバイフォー(455ピッチ)と比べて約13%ほど材料(木材)が多くなるのがお分かり頂けるかと思います。これが北米仕様の本当の2×4工法なのだ!!
2階の床
本日は大工さん2人。2階の床が始まりました。床根太ピッチが407oなので床合板はおのずと4×8になります。当然ですが、大きな合板を使い継ぎ目が少ない方が耐振性は上がります。ちなみに日本のツーバイは3×6のちっちゃいのを使いますね。
2階の床完了・バルコニー床根太コーキング・大きな吹抜け
2階の床は完了。床は防水処理と気密テープも完了。2階の4×8床合板の継ぎ目も気密テープを行います。これは1階の床ではないので必要ないでしょとよく言われますが、いつも行っています。ごくごく僅かな空気の流れがあるでしょ!!と思っています。
2番目の写真はバルコニーの床根太を室内から映しています。バルコニーを支える為、床根太は室内から外壁を貫通して室外のバルコニーの床根太となります。貫通するという事は空気の流れが発生します。よってここもコーキング。勿論外側もコーキング。所詮木材なので、僅かな隙間が発生するのです。その隙間を小まめに塞ぐことで気密は上がると思います。私、コーキング屋さんと現場で呼ばれています!!
3番目の写真は吹抜け。階段部分もありますが、大きいです。この吹抜けに設計士さん苦労しました。吹抜け=耐震、耐風性が悪くなります、それを補う工夫が大変でした。勿論、無いに超した事は無いのですが、それでは注文建築は成り立ちませんね。建物にはどこかに見せ場が欲しいですね。この部分の完成は期待できそうです!!
最後になりましたが、本日は設計士さんの現場チェックがありました。公な中間検査や完了検査には関係なく建設途中でチェックしてくれます。当然指摘箇所もありませんでしたが、現場に来て大工さんと構造的な話を少しして後は世間話しです。
設計士さんが現場に来る会社は大変大変少ないです。
そんな暇は無いと言ったらそれまでですが、大工さんとのちょっとしたコミュニケーションが次の現場に活かされるのです。大体
どこの会社も設計士さんと大工さんは仲が悪いですね
。現場でよく聞かれるのは"こんな設計しやがって"
明らかに変な設計であっても、コミュニケーションが無いので改善される事もなく何度も同じ設計をする、大工さんも変だなと思いつつ施工してしまうという負の連鎖が平気で行われているのがこの業界です。弊社の大工さんと設計士さんは、互いに認めあっている部分もあるので大工さんの意見も設計士さんはちゃんと聞いてくれます。設計士さんの持論は大工さんも技術者なんだから我々設計士に意見して当然。この考えは偉いと思います。世間の設計士さんは、大工がなんで設計士に意見するんだ!!でおしまいです。これで良い家ができますか??
職人さん達の話を聞くと面白いです。現場監督と電話では話した事はあるが、会った事はない。現場監督はめったに現場に来ないので、変だなと思ってもそのまま施工してしまう。大工さんいわく、笑ってしまうような設計。明らかに強度的に劣る設計は沢山あるようです。家は人間が作っているのでコミュニケーションが大切ですね!!
2階の壁スタート・足場
足場工事完了。会社のシートを初めて作りました。お客様のご厚意もあり本日お披露目となりました!!シートのロゴは大工さんの奥様が考えてくれました。今日から2階の壁が始まりです。
2階の外壁もう少しです
2階の外壁はもう少しで終わります。最後の写真は1階のスタッドと床の接面に行ったコーキング。これも、気密確保の目的で行っています。この後の工程で室内側にコーキングを行った室外側には防水テープを施工するので、ほぼ空気の流入は無しと考えられますが、しょせん木と木の接面です。ごくごくわずかな隙間は有るでしょ! と思って、行っています。ここまでやらないとC値0.4の家は造れません。(過去の測定記録ですが・・・・・
どの家も同じ事しています。弊社において請負金額により施工に差を付ける事はありません
。あるんですよ、松竹梅で差をつける会社。
2階の壁終了
2階の壁完了です。後は2階の天井と屋根でフレーミング完了です!!この現場の隣で、他社が新築工事を行っています。仮設トイレは設置されているのですが、なぜか使えないようなんです。基礎工事の時から、弊社の現場の仮設トイレを職人さんが使い続けています。職人さんには罪は無いので、笑顔でお使いくださいと声をかけていますが、その会社からは何の連絡も無しです。今日はお隣の現場監督さんが少し現場に来た時にお会いして挨拶もしたのに、トイレに関しては何も言われませんでした。湘南ではスゴク有名なビルダーさんで、偶然にもお隣同士で建築でき、勉強になるかなと期待していたけど、こんなもんかなと思い少しがっかりしました。現場も現場前の道路も汚いし、ゴミも現場に出しっぱなし、思わず私が掃除しようかなと思うぐらいです。
えっ弊社ですか?? 現場は他社(有名メーカーを含む)と比べてもキレイだと思います。ゴミも小まめに持ち帰って、放火の可能性もあるので極力外には出さないようにしています。道路掃除も行います。お客様が入居後に、お宅の工事人の仕事は汚かったと言われないようにしています。
ラストの材木・雨除け
本日は、防蟻工事を行いました。弊社の防蟻材は除虫菊の成分を使った天然物です。材木はラスト便の屋根材です。2番目の写真は窓の開口部に貼り付けたタイベック。最近雨が良く降るので雨が吹き込みそうな開口部はタイベックで塞ぎました。全部塞ぐと大工作業への支障、そして全体換気が出来なくなるので気持ちですが簡易的な窓としました。こんな細かい作業をしていると日が暮れてしまいます。帰りは2時間超!でも現場楽しー!!
小屋組みほぼ完了
小屋組みもほぼ完了し、 フレーミングも明後日には完了しそうです。この垂木のピッチも407oなんです。今日は朝から大工さんから連絡があり、帯金物が30個足りないとの事。大工作業を止めるわけにはいかないので、即出動!!在来工法の金物はどこでも販売していますがツーバイの金物はそうはいきません。ホームセンターは勿論、プロショップにも無いのです。こんな時はツーバイ専門の材料卸屋さんに行き買う事にしています。あるんですよ、ツーバイ金物を常備している材利用屋さん。こんな時ツーバイ工法の絶対数の少なさを痛感します。こんな突発的な雑用も私の仕事です。職人さんの仕事を滞りなく進ませるのが大事です。
フレーミング完了間際のこの時期は私も大変です。材料の拾いから発注作業と事務所に帰っても大忙し。こういう時に限ってパソコンの調子が良くないのです。そろそろ交換時期かな??
野地合板
建て方も明日で完了予定となりました。屋根勾配は6寸。これぐらいですと屋根の上を歩けます。屋根屋さんはこの上を走って作業します。足場屋さんと屋根屋さんは、一瞬サルに見える時がありますね。ルーフィングしている屋根屋さんカッコイイです。
屋根も7寸になると怖いです。こちらとしても万が一に備えて命綱と屋根足場の用意をするんです。でも職人さんには邪魔のようですが・・・。私??今日は水かきおじさん。2階の壁は完成しているので水はもう外には出せません。野地があれば雨も溜まりませんが、このタイミングの雨が一番嫌です!!。床には撥水材が塗布されているので滑りやすくなり、大工さんの転倒事故にもつながります。地道にモップで水かき作業。安全第一。モップの手絞り辛い!!
以上で、フレーミングを終了いたします。次は下のボタン 造作編 をご覧ください。
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