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ヒーロートレーディングはドライウォール工法を専門とするビルダーです。

Drywallの家 ヒーロートレーディング

トリプルガラスの家 建築日記 (造作編)


主な建物仕様
ドライウォール・2×4フィートモジュール工法・トリプルガラス樹脂木製サッシ・レクサンド木製玄関ドア・木製室内ドア・無垢材フローリング・無垢材モールディング・無垢材の階段など・・・・



本日より、内部作業が始まります。ドライウォールもご覧になれます!!

玄関ドア・電気配線・上下水配管

本日は、スウェーデンのレクサンド社製、木製断熱玄関ドアの取付(上部に付いているガラスはトリプル)。電気屋さんと水道屋さんの配線、配管が終了いたしました。屋外及び床下を貫通する配線や配管には、防水と気密の為に、コーキングを行います。1階の床下の穴をコーキングしないのは建売レベルですね。


















FRP防水・サッシ取付・サッシ周りのコーキング

バルコニーのFRP防水完了。サッシ取付完了です。サッシは最近標準仕様としたトリプルガラスサッシです。さすがに重い!!サッシ取付後は外部の防水テープそしてコーキングも行います。外壁材でも防水処理は行いますので、壁体内に大量の水が浸入する事はありませんが、軒天換気材などを伝い多少の浸入も考えられます。よってこの作業を行います。実はサッシ取付に関する雨水対策のこれだけではありません。サッシの下には防水シート敷き詰めてその上からサッシを置いているのです。大工さんが室内と室外で水平垂直も取りながらなの取付作業なので結構面倒な作業なんですよ。




















サッシの隙間断熱

大工さんは、軒天と換気材、そして破風板の取付完了です。室内では親方が棚などを付ける場所に下地材をスダッド間に取り付けています。本日は私の仕事であるサッシの隙間に断熱材を入れる作業をご紹介いたします。サッシを取り付けると躯体との間に僅かな隙間が発生します。当然ですがサッシの構造と取付方法からして室外側からの室内への空気流入はありません。おそらくですが、多くの会社は、この隙間は気密テープを貼るか、発砲断熱材で隙間を埋めるかこの2つ方法でしょう。なにもしない会社が大部分かなとも思います。気密テープまたは発砲断熱材で埋める方法いづれも、断熱性能に欠けてしまいます。弊社では地獄の作業であるグラスウール断熱材を千木ってサッシの隙間にヘラで押し込んで断熱をとっています。その上から、発砲断熱材を吹いて蓋をする施工を標準としています。発砲断熱材はサッシと躯体に発生したこの僅かな隙間の奥まで施工する事は出来ません。物理的に不可能なのです。
グラスウールを千木って隙間に入れるのが、なぜ地獄かと申しますと写真のようにもともとビニールに覆われている物であり、そのビニールを剥がすと細かいグラス粒子が飛散するのです、その丸裸になったグラスウールをさらにスライスしてヘラでサッシの隙間に押し込むとグラスウールがもっと飛散し体について、あちこち痒くなってきます。目もしょぼしょぼです。こんな理由により他社では、作業員の健康のために、この千切り作業は行っていなと思います。一回帰宅してシャワーを浴びましたが今も何となく痒い!!!でもサッシの隙間断熱はこの方法しかないのです。痒いけど良い家になります!!
上記しましたがグラスウールの上からさらに発泡断熱材で蓋をするので室内への飛散は無いので安心です。





























屋根の通気用段ボール

本日は、明日予定している吹き付け断熱に備えて、屋根の室内側に通気用の段ボールを取り付ける作業です。この段ボールと野地合板に数センチの隙間を作り、結露対策も兼ねた通気層を作るのです。足場の踏み場の無い、且つ窮屈な状況下ですが、さすがですねキレイに取り付けられています。大工さんの性格も出る作業です。私も経験がありますが、真っ直ぐな場所は誰でも取り付け可能ですが、斜めの場所はこんなにキレイに取付る事はできませんでした。凌太君凄い!!




















吹き付け断熱材

本日は吹き付け断熱の工事なので大工さんはお休みです。天井と壁は勿論、1階と2階の間の側根太にも吹き付けを行います。外気に触れる壁全てに断熱材施工します。すなわち、この家は断熱材にくるまれている事になります。最後の写真、側根太にこの厚さで吹き付けるのは熟練さんでないとここまでキレイに入りません。いつもこの断熱会社を使い且つ、職人さんは熟練さんを指名しています。
















吹き付け断熱の続き

1番目の写真は先日私がグラスウール断熱材をヘラで押し込んだサッシの隙間です。この隙間も吹き付け断熱材を吹いて気密性を上げています。壁部分はスタッドのギリギリの場所までカットします。下手な職人さんですと、カット面の凹凸が激しく気密断熱性に欠けてしまいますが、なかなか美しい仕上がりです。ここまでの施工をするなら第一種換気システムの導入をと思いますが、お客様には予算があります。その予算内で最高の物を提供するようにしています。実際に弊社の建物でお引渡し後にお客様より熱い寒いと一度も言われた事はありません。皆さん快適!!と言って下さいます。ここまでの施工をしていれば当たり前ですが・・・(自画自賛??)






















屋根工事

本日は屋根工事です。職人さん3人で1日で完了しました。屋根の山の部分も同質棟です。建売りの場合は安い板金を被せるのが一般的ですが、やはり耐久性に劣ります。何よりも屋根材と同じ材質なので美しいですね。と言っても誰にも見えない場所ですが、耐久性を重視して標準仕様としています。屋根の頂上で少し突出しているのが、換気棟。これも屋根と同質です。



















4×8のテーパー付石膏ボード

この辺から日本の家とは違う仕様となってきます。ますば、石膏ボード。4×8(1212×2424)のボード、両端が少し細くなったテーパーボード、厚さ12.5oを天井と壁に施工します。日本の家では壁に3×8(910×2424)厚さ12.5o。天井は3×6(910×1820)の9oが一般的です。日本の大工さんに弊社標準の4×8厚さ12.5oのボード天井に施工してくださいと言ったら、ビックリすると思います。使った事が無いはずです。いや、見た事もない大工さんが多いはずです。この大きな4×8のテーパーボードはドライウォールの家には不可欠なのです。
最後の写真は、ユニットバス内です。内部も石こうボードを貼り、且つ室内側の壁にはグラスウール断熱材を施工してます。室外側は吹き付け断熱材であり、室内側に断熱材を入れる必要はありません。しかし今回はお客様の要望によりユニットバスの基礎人通口は換気の為に塞がないで欲しいとの要望もありました。よって人通口より冷たい空気がユニットバス内に入るので、隣接する洗面所やトイレの断熱効果を求めて室内側にも断熱材を施工しています。自分でも思うのですが、真面目に施工しているなと・・・・(自画自賛)
そうそう、ユニットバス内の基礎4方にも断熱材を施工しています。

























設計士さんの検査・石こうボードの壁

本日は設計士さんによる検査を行いました。東京都の場合、建築基準法による中間検査がありません。10年保証(瑕疵保険の中間躯体検査はあります。神奈川県は建築基準法の中間検査及び、瑕疵保険の中間躯体検査があります)今回は東京都なので、自主的に設計士さんにより中間検査を行いました。勿論、指摘箇所はありませんでした。
大工さんは1階と2階の天井の石こうボードを完了し、2階の壁に取り掛かりました。凌太くん怪力です。4×8ボードを一人で持ち上げ片手で押さえてボードビスを打ち込んでいます。それもかなりのハイペースです。4×8ボード1枚25キロ以上あると思います。若い人の成長は素晴らしい!!見ていてもカッコイイですね!!
えっ親方ですか?違う部屋でボードのカット専門です。"ここにカットして置いておくと怪力凌太が持っていってくれるんだ" と、この暑さで少しばて気味です。
中央の写真をご覧ください。ドライウォールの特徴として、石膏ボードは縦ではなく横貼りが基本です。日本の場合石膏ボードは縦に貼るのが常識であり、材料のロスも少なくてすみます。なぜ、横貼りにするのかは間もなく始まるドライウォールの写真をご覧頂ければ分かります。日本では数少ないドライウォールですが、縦にボードを施工してしまう会社が殆どです。なぜ?日本の大工さんボードを縦に貼る習慣が修行時代から無いのです。よって横貼りしてと言うと、ペースが掴めず無駄な時間を費やす事となります。逆に北米の大工さんにボードを縦に貼ってと言ったら、逆の現象が起こると思います。ドライウォールは横貼り基本です。





























1階の石膏ボード

2階から始めた石こうボードも1階に移り、明日で全てのボードを完了する予定です。写真のボードは勿論、4×8の厚さ12.5oのテーパーボードです。陵太くん軽々と持ち運んでいます。この作業を猛暑の室内で本日で5日間続けています。
明日からいよいよ、ドライウォールが始まります。ドライウォールは2階からのスタートとなり、大工さんは2階のドライウォールが完了するまで、お休みとなります。北米の大工さんには当たり前ですが、日本の大工さんの常識では他の作業の為に何日もお休みになるのは考えられない事です。ドライウォールが日本で普及しない理由の一つの原因でもあります。





















ドライウール開始!! 日本人のドライウォーラーとは違いますよ!! この人本物です。

大工さんは、全てのボード施工を終えて明日より暫しお休みとなります。本日よりドライウォールが始まりました。ますば1番目の写真、バズーカと呼ばれるドライウォール専用の道具です。悲しいかな日本では製造されていません。この道具は石こうボードの継ぎ目にテーピングとパテ施工を同時に行える優れものです。2番目の写真、横に貼られた石膏ボードのテーパー部分にバズーカを用いてテーピングとパテ処理をしています。このパテ処理は3回繰り返します。全ての継ぎ目をテーピングとパテ処理を行うのでボードのつなぎ目は強くなり且つ、気密性が上がります。石こうボードに耐震性能と気密性を持たせるのは、このドライウォール以外にありません。
日本の家のような、小さな薄い石こうボードを継ぎ接ぎするより、大きなボードを使いつなぎ目は少なく、且つそのつなぎ目はテーピングとパテ処理で気密、耐震性を向上させているのです。ドライウォールの工程はまだまだ続きます。
ちなみに、このテープは燃えません。勿論、ドライウォール施工した壁も燃えません。火災時に瞬く間に延焼してしまう、ビニールクロスに囲まれて生活しているのは日本人だけです。このビニールクロスの文化は北米の人達には危険な家と認識されているようです。北米のビルダーは"日本人はビニールクロスを被って生活している。火災時の危機意識が低い"と皮肉を言われるほどです。
日本の家は今、エコ住宅として気密断熱、耐震性の高い家を目指しています。エコ住宅、健康、自然素材なんてうたっている家でも平気でビニールクロスを使っているのは滑稽です。
弊社ホームページのトップ画面にクロスの耐火実験をした動画がございます。是非ご覧ください。ビニールクロスは真っ黒い煙を放ち直ぐに燃えます。






























ドライウォール2回目のパテ作業

2回目のパテ作業完了です。全てのボードのつなぎ目とビスの跡を処理します。パテ作業の後はドライタイムがあるので、ドライウォーラーは軒天破風の塗装をして時間の調整をしています。2番目と最後の写真は壁の角部分です。日本の家ですと通常90度ですが、ドライウォールでは通称ブルノーズと呼ばれているコーナー材(コーナービート)を使う事により角に丸みを持たせる事ができるのです。部屋全体に尖った90度の部分がなくなると、とても優しい雰囲気になります。来客者もその違いを感じ取ると思います。と、申しましても"この家なんか違う??"こんな感じかな??ブルノーズは金属でできているので、火災時でも安心です。ドライウォールの工程はまだまだ続きます。





















ドライウォール3回目のパテ作業

2階の写真です。3回目のパテを完了しドライタイム中。これで塗装といきたいところですが、まだ塗装は出来ません。塗装の前に1工程あります。それは、地獄のサンディングと呼ばれています??
ドライウォールのペイント仕上げは、クロスのように製品に厚さや凹凸がないので、ごまかしがききません。下地の悪さがそのまま表面に現れてしまいます。サンディング作業とは、表面を滑らかにする作業でありドライウォーラーとしては一番きつい作業でもあります。次回の写真をご期待ください!!




















Happy day!!

本日は地獄のサンティング作業です。3回のパテ作業した場所をより滑らかにする為の工程です。この工程の後に塗装を行うので、下地の仕上がりがそのまま表面に現れる為、この作業は不可欠です。猛暑の室内で、マスクをしての作業です。片手に電気を持っているのは、光を当てる事により微妙な段差と表面の滑らかさを判断しています。この作業は本当に地獄です。見出しのHappy Dayは昼休みに1階に降りてきたドライウォーラーの第一声でした。この後に2回の塗装を行い第一回目の作業は完了となりますがますが、建物完成間際に再度ドライウォールのタッチアップ作業があります。作業代も高いわけですね。でも、10年後に必ず良かったと思える家になりますよ。こんな苦労した職人さん達により家が建っているのを皆さんが知って頂ければ大変嬉しく思います。
最後の写真は外壁のパワーボードです職人さん4人で作業をしています。























ドライウォール2回目の塗装

昨晩ベースとなる1回目の塗装を終えて、本日は2回目の塗装です。天井と壁の色は異なります。境目はフリーハンドで行っています。本人自ら"I'm Professional"と申しておりました。キレイです。お見事!!

















大工さん再登場・ドライウォーラーは1階に移動

大工さん本日より再登場です。2階のフローリングから始めます。厚さ20o長さ3.8mの継ぎ目のない1本物の無垢材です。今室内は木の香りがしています。ドライウォーラーは1階に降りて、3回目のパテ作業を行っています。3番目の写真の道具はBOXと呼ばれる道具でボードのテーパー部分に使う物です。カナダ製です。



















1階のサンディングと1回目の塗装。大工さんさんはフローリングの続き

ドライウォーラーは1階のサンディングそして、夕方より第一回目の塗装です。大工さんは2階のフローリングの続きです。
















第一回目のドライウォール完了。2階のフローリング完了。サッシの延長枠。

ドライウォーラーは1階の第二回目のペイントを終えて、第一回目の作業は完了です。建物完成間際にタッチアップと室内建具のペイントで再登場となります。大工さんは2階のフローリングを終えました。無垢材なので1本1本の施工となり合板フローリングの倍以上の時間が掛かります。もう一人の大工さんはサッシの延長枠の取付。この延長枠も当然ですが無垢材です。木場の材木屋さんにミリ単位でカットしてもらいプレーナーで磨きもかけています。ビックリするような値段です!!現場で大工さんがカットするより、当然ですが仕上がりは美しいです!!同じ樹種でも木場の材木屋さんが在庫しているのは物が違いますね。(自己満足かな・・・・??)





















2階ケーシング・階段

昨日より大工さん4人で1階フローリング、延長枠、階段。2階ケーシングに分かれて作業をしています。無垢材の階段美しいですね。幅も1017.5oとなっており、日本の家と比べ約10センチ広くなっています。猛暑に加えて、室内に大工さんが4人入るとスッゴイ暑いです。朝、コンビニで買った凍結している飲み物をタオルで保温して室内に置いていても、お昼には解けているようです。



















電気屋さん再登場

本日は電気屋さん再登場で、室内のスイッチやインターホン。室外のベントキャップ付けを行いました。電気屋さんは外壁の塗装を終えた後に再度現場に来て、室外の照明器具等を付けます。
















キッチン取付

本日はキッチンの取付。ウッドワンのパイン無垢材の扉、食洗器も付いてます。吊戸はキッチンの後ろへ取り付けました。

















雨樋・室内建具

雨樋は、雪と枯れ葉をガードするマルチガード付にしました。室内ドアはパインの無垢材。無垢材のフローリングと同色なのでとてもオシャレになります。早く、フローリングの養生を剥がしたいですね!



















以上をもちまして、造作編を終了させていただきます。完成写真は下のボタン 完成編 をご覧ください。

   完成編

打合せ・基礎編

 建て方編


リターン

ナビゲーション