賃貸住宅の現状

【Drywall & 無垢材の家】

賃貸住宅リフォーム・リノベーション


●人工減少・大学の生徒募集戦略

人工減少と共に、昔みたいに建てれば入居者が入る時代は終りました。郊外の大学付近でのワンルームも空きが目立ちます。大学側でも生徒募集に力を入れており、より安全に且つ快適な学生生活が送れるように敷地内に設備の整ったワンルームの学生寮を備えている大学も有ります。その寮内にはフィットネスジムを備える学校も有るようです。
郊外の大学ですと地方から来た学生さんは、わざわざ都心に賃貸住宅を借りて大学に通うケース。また片道2時間ぐらいの通学時間であれば、自宅から通う学生さんも多いとの事です。

●不動産屋さんの営業方針

家賃予算6万円以上のお客さんが不動産屋さんに相談に来ると、担当者は必ず中古マンションを勧めます。"同じ支払いなら自分の資産になる中古マンションが買えますよ" と言って勧めます。中古マンションを勧めた方が、不動産屋さんにとって利益があるからです。

●2050年までにカーボンニュートラルの実現 (これから新築される、住宅は高性能になります)

2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す国の大方針を受け新築住宅については、2024年から補助金のみならず税制や住宅ローン(フラット35)においても省エネ基準適合が必須化され、優遇処置の要件としてZEH水準(ZEH Orientedの性能)が適用される事になります。(ZEH Orientedとは最低限の基準です)

簡単に説明すると 、2024年から新築される殆どの住宅は、気密性や断熱性に優れた高性能な家になると言う事です。勿論、従来のあまり性能の良くない普通の家も建築可能ですが、税制やローンの優遇が受けられないので、殆どの家は上記した(ZEH Oriented)の条件をクリアした住宅になると予測できます。(ZEH Orientedとは最低限の基準です)

既に、大手住宅メーカーさんでは、高性能の証であるZEH(ゼッチ)賃貸住宅を販売しています。
現在所有している賃貸住宅の隣に、高性能住宅のお墨付き(ZEH)を掲げた賃貸住宅が建てられてしまうのです入居者がどちらを選ぶかは、家賃次第となりますが、相手は高性能住宅、時代は高性能住宅に移行。従来の古い賃貸住宅で家賃を下げて勝負するのも限界があると思います。

●太陽光発電義務化 (東京都2025年以降・川崎市2025年以降)

東京都は2025年以降、川崎市は2024年以降に新築される住宅に太陽光発電の設置義務化が発表されました。東京都は大手メーカーのみ。川崎市は段階的にと未確定な部分は有りますが、この数年の間に住宅は高性能住宅に完全に変わる事は間違いありません。